ライフ・エヌ・ピー株式会社「トリアゾラム」の件につきまして ー当社は不起訴処分となりましたー

2022年03月25日(金)

 本年2月に報道されましたライフ・エヌ・ピー株式会社トリアゾラムの件につきまして、消費者様、医療機関様、取引先様、及びその他関係者様には、多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

 本件の経緯につきまして下記のとおりご説明申し上げます。

 

 当社が長年にわたりトリアゾラム原薬製造を委託していました国内製造業者が、2019年1月に当該原薬製造を中止することを決定したことに伴い、前代表取締役であった当時の副社長(2020年9月24日辞任・退職)は、その代替として韓国の製造業者に当該原薬製造を依頼し、前述の国内製造業者が当該原薬製造を中止した後の2019年1月から同年6月にかけて、韓国の製造業者で製造された原薬を、前述の国内製造業者が製造した原薬の在庫分と偽り、製薬メーカーへ流通を行っておりました。

 当時、代表取締役は、当該トリアゾラム原薬の責任者である前述の副社長(以下「元副社長」)よりそのような事実をまったく知らされていませんでした。

 

 2021年、本件が発覚し、当社は当局から医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下「薬機法」)に基づく立入検査を受け、以降、弁護士の指導の下、当社は事実関係等について社内調査を徹底的に行い、関係当局へも全面協力を致しました。その結果、本件内容及び、本件への元副社長の関与が明らかとなりました。

 

 2022年2月15日、元副社長及び前従業員(元薬事部部長及び元営業課長)の計3名が、本件にて薬機法違反の疑いで逮捕され、同年2月17日に東京地方検察庁に送致されました。また、法人としての当社も、同日、東京地方検察庁に書類送検されることとなりました。

 しかしながら、当社につきましては、同年3月8日、東京地方検察庁より「不起訴処分」が言い渡され、「本件についての刑事責任は一切問われない」こととなりました。東京地方検察庁から当社へは「不起訴処分告知書」が交付されております。

 尚、元副社長及び元営業課長につきましては、同日、東京地方検察庁より略式起訴処分が下され、元薬事部部長は不起訴処分となっております。

 

 当時、元副社長から本件についての詳細報告は一切なく、また、代表取締役として本件に関与が無かったとはいえ、このような事態に至り、皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを、重ねて深くお詫び申し上げます。尚、現在まで、当該原薬を使用した製剤を服用したことによる健康被害は発生しておりません。

 

 当社は本件を真摯に受け止め、コンプライアンス体制の強化を図るとともに役職員一丸となって信頼回復に努めてまいります。                     

                                          以上

 

●下記は東京地方検察庁より交付されました「不起訴処分告知書」です。

 

 

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